【トヨタ プリウス プロトタイプ 試乗】ついにシャシーが動力性能を上回った…戸田治宏

試乗記 国産車
トヨタ プリウス プロトタイプ
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楕円形をやめたステアリングに、59mmも低くなったヒップポイント。新型の走りに対するこだわりは運転席に座っただけでも伝わってくる。

ショートサーキットではダラダラと大アンダーステアに終始する3代目と打って変わり、同じ15インチタイヤ装着車とは思えない接地性で狙ったラインをきれいにトレース。17インチ車はもっとスポーティなハンドリングでもいいが、操舵レスポンスや限界はさらに高くなる。『プリウス』に乗って初めてモアパワーが欲しいと思ったほど、4代目にしてシャシーがついに動力性能を上回っているのだ。

低中速域では電車を彷彿させる電気系ノイズが低減。新登場の4WDとスペアタイヤ装着車以外は、荷室がゴルフバッグ4つを収納できるまでに拡大した。ガソリンやディーゼルの競合車と“クルマ本来の魅力”でも勝負すべく、HV特有の弱点は確かに克服された感がある。「Wow!」なスタイリングについては、サイドとリヤビューがだんだんカッコよく見えてきたので、やはり慣れの問題か。フロントフェイスはまだ心の整理がつかないけど。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★★

《戸田治宏》

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