SFでは通常、話題の選手やチーム関係者を招き、予選日にサタデーミーティングという会見を実施しているが、この最終戦ではフライデーミーティングとして、今季王者候補4人を集めるかたちとなった。すでにチーム部門タイトルはPETRONAS TEAM TOM’Sが3年連続4度目の獲得を決めているが、ドライバーズタイトル獲得の権利は以下の4人に残っている。
45点/石浦宏明(#38 P.MU/CERUMO・INGING) 39点/中嶋一貴(#1 PETRONAS TEAM TOM’S) 31点/A.ロッテラー(#2 PETRONAS TEAM TOM’S) 31点/J-P.デ・オリベイラ(#19 LENOVO TEAM IMPUL) ※4選手ともエンジンはトヨタ、タイヤは全車ブリヂストン。
なお、チャンピオン争い該当選手以外で警戒すべき存在としては、前戦2~3位と上げ潮ムードのホンダ勢、山本尚貴(#16 TEAM 無限)と野尻智紀(#40 DOCOMO TEAM DANDELION RACING)の名が一様に挙がっている。特に山本に関しては「昨年の最終戦や今年の開幕戦でも彼の鈴鹿での速さは目立っていたし、セクター1が速い」(ロッテラー談)といった高評価が相次いだ。今季初優勝を目指すホンダ勢の存在も王座争いのカギを握ってくるかもしれない。