米国のEVベンチャー企業、テスラモーターズは11月3日、2015年第3四半期(7‐9月)決算を開示した。
同社の発表によると、第3四半期の売上高は9億3679万ドル(約1140億円)。前年同期の8億5180万ドルに対して、10%増と伸びた。これは、4ドアEVスポーツ、『モデルS』の販売が好調なことを受けたもの。
一方、第3四半期の調整後の最終損益は、2億2986万ドル(約280億円)の赤字。前年同期の7470万ドルの赤字から、赤字幅がほぼ3倍に拡大している。これは、新型クロスオーバーEV、『モデルX』の開発費などのコストが増したため。
第3四半期の販売台数は、1万1603台。四半期としては、過去最高を記録した。テスラモーターズによると、第3四半期の受注台数は、前年同期に対して50%以上増えたという。
また、テスラモーターズは2015年9月、モデルXを米国市場で発売。第4四半期(10-12月)以降は、モデルXの売り上げが、同社の業績に反映される。