ホンダの岩村哲夫副社長は11月4日に都内にある本社で開いた決算会見で、主力市場である米国での四輪車販売について「過去最高となる160万台を是非達成したい」と述べた。
岩村副社長は「上半期はかなり苦戦したが、その後、かなりのニューモデルを投入している。『パイロット』、それから『HR-V』も非常に好調。とくにHR-Vについては品薄状況が続いている。それに加えて新型『シビック』は11月12日からのデリバリーになると思うが、かなり15年度の販売には貢献できると思っている」と説明。
その上で「後半にかけてはかなり良いペースになりつつある。15年度の米国販売についてはホンダ、アキュラ含めて過去最高となる160万台を是非達成したいということで、現在販売活動に務めている」と話した。
また米国市場全体に関しては「年初に2015年は1690万台くらい、1700万台にちょっと足りないレベルだと思っていたが、今の状況をみると間違いなく1700万台を超える。着地点として1730万台前後になるとみている。また1700万台を前後するような市場が来年、再来年くらいまでは読めるとみている」との見通しを示した。