レース直後、TV放映&場内実況のマイクを向けられたクートは「We are champion」と答えているが、特に“We are”の部分を強めて話していたのが印象的だった。今季ドライバーズタイトルはクートの単独戴冠というかたちにはなるが、それはチームスタッフはもちろん、千代、富田、そして5年前に残念ながら幼くして病死した息子さん(アフォンソ・クートくん)も含めて、みんなで獲ったタイトルなのだ。その旨を直接語る前に、“We are”にもそれを込めたクート。皆に感謝する彼の気持ちがよく伝わってくる一幕であった。
GT300クラスの決勝3~6位は以下の通り。
3位 #7 Studie BMW Z4(J.ミューラー&荒聖治/YH)。 4位 #77 ケーズフロンティア Direction 458(横溝直輝&峰尾恭輔/YH) 5位 #21 Audi R8 LMS ultra(R.ライアン&藤井誠暢/YH) 6位 #55 ARTA CR-Z GT(高木真一&小林崇志/ブリヂストン=BS)
前戦終了時点の実質ドライバーズランク2番手で、予選2位だった#31 TOYOTA PRIUS apr GT(嵯峨宏紀&中山雄一/BS)はピットスタートとなるなど、この日は順調なレース運びができず、最終的に13位だった。