マツダは、10月28日に開幕した東京モーターショー15において、新型『ロードスター』の「グローバルMX-5カップ仕様車」を日本初公開した。
グローバルMX-5カップは、マツダが2016年から開催するモータースポーツ。マツダは新型ロードスターのレーシングカーを使用し、北米、欧州、アジアの世界3大市場で、新たなワンメークレースシリーズを立ち上げる。
搭載エンジンは、北米市場向けの2.0リットル直列4気筒ガソリン「SKYACTIV-G」。市販車をベースに、ロールオーバーバーなど、レースに必要な最低限の改造が施される予定。
マツダは2015年冬から、車両の本格テストを開始。2016年のグローバルMX-5カップ開催に向けて、タイヤやサスペンション、エンジン、安全装備などの設定を煮詰めていく。2015年内に、マシンの最終スペックを公表し、参加募集を開始する計画。
レース初年の2016年末には、北米、欧州、アジアの上位入賞者を集めて、米国ラグナセカにおいて、「グローバル・シュートアウト」を開催する計画。「新型ロードスター使い」の世界一を決める。世界チャンピオンには、現在のマツダの最高峰モータースポーツ、「チュードル・ユナイテッド・スポーツカー選手権」のSKYACTIVレーシングカーを、テストする機会が与えられる。