欧州で唯一、公的な衝突テストを行うユーロNCAPコンソーシアムが実施した新型マツダ『ロードスター』の衝突安全テスト。その映像が、ネット上で公開された。
ユーロNCAPの衝突テストは、前面オフセット64km/h、側面50km/h、ポール衝突29km/h、歩行者衝突40km/hで行う。日本や米国の基準とほぼ同じ、世界で最も厳しい条件で行う衝突テスト。
新型マツダ ロードスターのテスト結果は、成人乗員保護性能が31.9点(84%)で、5つ星の条件をクリア。子ども乗員保護性能は17点(80%)で、5つ星の条件を満たす。歩行者保護性能は33.7点(93%)で、5つ星に該当。しかし、安全補助装置は8.3点(64%)となり、5つ星に必要な70%に届かなかった。これは、緊急自動ブレーキの設定がないのが、主な要因。
安全補助装置が4つ星だった結果、新型ロードスターの総合評価は、最高5つ星のところ、4つ星に終わった。とはいえ、ユーロNCAPが公開した映像では、成人乗員保護性能などでは、最高評価の5つ星の安全性を実現していることを伝えている。