ホンダの米国法人、アメリカンホンダは10月1日、9月の米国新車販売の結果を公表した。総販売台数は13万3750台。前年同月比は13.1%増と、5か月ぶりに前年実績を上回った。
ホンダブランドの乗用車系では、『アコード』が3万3641台を販売。前年同月比は2.1%増と、8か月ぶりに増加した。『フィット』は1279台を販売。前年同月比は80.7%減と、3か月連続のマイナス。『シビック』は、27%増の2万8278台と、2か月ぶりの前年超え。
ライトトラック(SUV/ピックアップトラック/ミニバン)系は、主力車種の『CR-V』が、9月の新記録の2万9925台。前年同月比は26.1%増と、4か月連続で前年実績を上回る。同車は、大幅改良を受けた2015年モデルを、2014年10月に投入。中型SUVの『パイロット』は、新型投入を受けて、30.9%増の1万0238台と、4か月ぶりに増加。日本仕様とは異なる北米専用ミニバンの『オデッセイ』は、前年同月比13.2%増の9924台と、4か月連続で増加した。5月に投入された『HR-V』(日本名:『ヴェゼル』)は、4608台。
アキュラブランドでは、新型スポーツセダンの『TLX』が、9月も4753台と良好な立ち上がり。前年同月比は22.4%増と、引き続き伸びる。『ILX』は10.2%増の1614台と、5か月ぶりに増加する。
アキュラブランドのSUVでは、2013年にモデルチェンジした『MDX』が、前年同月比11.3%減の4313台と、8か月連続で減少。『RDX』は3848台を売り上げ、前年同月比は19.1%増と、5か月連続で増加した。
ホンダの2014年米国新車販売は、前年比1%増の154万0872台。2015年1‐9月は、前年同期比2.4%増の118万8566台だった。アメリカンホンダのジェフ・コンラッド上級副社長は、「新型パイロットの導入が、秋に向けて大きな勢いを与えてくれた」とコメントしている。