JR西日本福知山支社は10月30日、北近畿エリアの特急『こうのとり』『きのさき』『はしだて』などで運用している381系電車の定期運転終了に伴うイベントを実施する。
当日は19時から、福知山駅の1・2番線ホームで「ありがとう381系セレモニー」を開催。『こうのとり26号』(19時21分着・19時26分発)と『はしだて10号』(19時25分着・19時29分発)を対象に、運転士への花束贈呈、駅長による出発合図などが行われる。セレモニー閉式後に福知山駅を発車(20時22分)する『こうのとり28号』の車内では、福知山~柏原間で381系をデザインした記念乗車証を配布する。
このほか、福知山駅構内で「ありがとう381系写真展」が行われる。10月23日まで一般から作品を募集し、応募作品は11月8日まで展示される。応募票はJR西日本のウェブサイトからダウンロードできる。
翌10月31日からは、381系に代わって289系電車(旧683系2000番台)が『こうのとり』『きのさき』『はしだて』の運用に入る。10月31日は『きのさき6号』が福知山駅を発車(7時43分)する前後の7時30分から50分まで、同駅1番線ホームで運用開始イベントが行われる予定。運転士への花束贈呈や駅長による出発合図が行われる。
381系は1973年にデビューした国鉄の特急形電車。現在は北近畿エリアの『こうのとり』『きのさき』『はしだて』、南紀エリアの『くろしお』、中国エリアの『やくも』で運用されているが、北近畿・南紀エリアの381系は10月30日限りで定期列車での運転を終了し、翌31日から289系に置き換えられる。南紀エリアでも『くろしお』381系の引退記念イベントが行われる予定だ。