9月26日から27日にかけて東京ビッグサイトで開催される「ツーリズムEXPOジャパン」。台湾ブースでは、お茶の試飲や夜市名物輪投げのほかに、まっさらな紙から人の横顔を瞬時に切り出す達人の姿があった。
達人の名は陳茂泉老師。陳老師は台湾でも非常に有名な方だそうで、日本では布を切る際などに用いられる大きなハサミを器用に操り、わずか1分ほどで紙から人の横顔を切り出してしまうとのこと。期間中、台湾ブースでは陳老師が来場者に対し無料で切り絵を作ってくださるとのことだったので早速筆者も体験させてもらった。
事前に説明を受けた際に1分という時間が衝撃(少し疑っている)だったため、今回は手元の時計でこっそりと時間を計ってみることにした。陳老師に座ってと促され椅子に座り、陳老師が切り始めたと同時に測定を開始。陳老師が切っている間は身体を動かすことはできず、そのハサミさばきを確認することはできないが、刻一刻と時間が過ぎていく。やがて1分に差し掛かろうかとしたときに陳老師から完成したとの合図が。時計を確認すると、わずか54秒で時計の針は止まっていた。
作品を見ると、確かに自分の横顔にそっくり。タビル編集部のスタッフに確認しても、みな口々に似ていると話す。恐るべき陳老師のテクニック。切り絵は台湾のブース内で行っているので、興味がある方は是非とも陳老師のもとに足を運んでみてはどうだろうか。