米国の自動車大手、FCA US(旧クライスラーグループ)は9月4日、米国向けのジープ『レネゲード』の一部車種を、リコール(回収・無償修理)すると発表した。
このリコールは、レネゲードの一部に装備される車載インフォテインメントシステムの脆弱性が判明したことを受けたもの。FCA USによると、ハッカーに乗っ取られ、車両が遠隔操作される恐れがあるという。
リコールの対象車種は、2015年モデルのジープレネゲードの一部。米国向けのおよそ7810台がリコールに該当する。なお、同社によると、その大半がディーラーにあり、顧客に納車される前だという。
FCA USでは、対象車を保有する顧客に通知。販売店でソフトウェアをアップデートするリコール作業を行う。
なお、FCA USは、「この不具合に起因した事故や負傷者の報告は受けていない」と説明している。