プジョー・シトロエン・ジャポンは25日、ハッチバック車のシトロエン『C4』を改良し発売した。価格は276万円から。外観デザインを刷新したほか、新たに1.2リットルターボエンジンを搭載。燃費性能を向上させた。
新型C4は2006年にデビュー。以来世界で45万台を販売するシトロエンの主力車種だ。今回発売する改良新型は2014年末に本国フランスで登場し、8万台以上を販売している。今回の改良では、新デザインとなるLEDヘッドランプ、3Dテールランプを採用。さらに、シトロエンの入門車である『C3』に搭載されたエンジンをベースに改良、ターボ化した3気筒1.2リットルエンジンを採用するのが目玉。
新たに6速AT、アイドリングストップ機能を採用したことで、燃費は13.5km/リットルから16.3km/リットルへと大幅に向上した。
パノラミックガラスルーフ、スマートキー、エンジンスタートボタンなど豪華装備を追加した「アップグレード・パッケージ」もプラス20万円で設定。プジョー・シトロエン・ジャポンは同パッケージをC4販売全体の8割程度と見込む。
9月11日に販売を開始、12月までに250台、2016年通年では400台の販売を計画する。
C4のセグメントにはドイツブランドのフォルクスワーゲン『ゴルフ』や、プジョー・シトロエン・ジャポンが取り扱うプジョー『308』など、競合がひしめく。シトロエンならではのデザイン、「充実感、幸福感」を得られるクルマというブランドイメージ/スローガンを武器に、戦略的な価格設定で勝負する。