新型アウディ『TT』は、アウディの黄金律に従いながらも、TTのアイデンティティを纏ったデザインになっている。
アウディAGデザイナーのダニー・ガーランド氏は、サイドから新型TTを見ると、「キャビンを1、ボディ2の比率。つまり、アウディデザインの黄金律に従ったデザインだ」と話す。
そのうえで、サイドガラス下端からCピラー、そしてリアウインドウへ続くボディショルダーとキャビンの境界線は、「精緻なラインでデザイン的に区別されており、このラインは車体を一周し、新型TTのデザインアイデンティティを生み出している」と新型の大きなデザイン上の特徴を説明する。
更に、「TTの特徴の1つに前後のホイールアーチがある」とガーランド氏。このアーチは、「より光をキャッチするようにアーチの外側に小さな面を作ることで、より工学的に目立つようにデザインを施した」と述べる。また、「このホイールアーチが車体に対して明確にはめ込まれているように見せると同時に、フードラインとフロントホイールアーチが交差させることで、アクセントとなるように気を配った」とアウディの黄金律、TTらしさを組み込みながら、新型TTをデザインしたことを語った。