ホンダは、水冷4ストロークエンジン搭載の市販モトクロッサー『CRF250R』と『CRF450R』の仕様を一部変更し、2016年型モデルとしてそれぞれ9月18日に受注期間限定で発売する。
CRF250Rは、エンジンの出力向上を目的に、吸排気系部品の素材変更も含めて見直しを実施。併せて、PGM-FIのセッティングを最適化するなど、エンジンの高回転域での出力向上とドライバビリティーの向上を実現した。
フロントサスペンションは、フォークの内部構造の見直しに加え、アウターチューブに空気弁を追加。より細かなサスペンションセッティングを可能にするとともに、初期作動性能を向上させ、サスペンションの動きの良さと反力を両立させた。
CRF450Rは走行安定性の向上を目指し、フロントフォークの全長を5mm延長し、車体姿勢を最適化。さらに、リアサスペンションのセッティングを見直して高いトラクション性能を実現している。
スタイリングは、CRF250R、CRF450Rともに、2015年型モデルを踏襲。タンク側面のシュラウドには、HRCのワークスマシンをイメージさせるストライプを施している。車体色にはホンダのモトクロスマシン伝統のエクストリームレッドを採用し、躍動感あふれるスタイリングとしている。
価格はCRF250Rが76万6800円、CRF450Rが90万7200円。