JR西日本、大阪環状線桃谷駅をリニューアル…来夏の完成目指す

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桃谷駅のリニューアルに伴い新設する北口のイメージ。新たに設ける高架下商業施設へのアクセスルートになる。
  • 桃谷駅のリニューアルに伴い新設する北口のイメージ。新たに設ける高架下商業施設へのアクセスルートになる。
  • 北口のさらに北側(鶴橋方)の高架下には商業施設を新設する。
  • 駅構内店舗エリアもリニューアルする。
  • 西口のリニューアル後のイメージ。来夏の完成を目指す。

JR西日本は7月24日、大阪環状線桃谷駅(大阪市天王寺区)のリニューアル計画が固まったと発表した。同社が進めている「大阪環状線改造プロジェクト」の一環。2016年夏頃の完成を目指す。

同社の発表によると、計画のコンセプトは「桃谷成蹊」。桃谷の地名は周辺の丘陵地帯がモモの名所であったことに由来していることから、故事成語の「桃李成蹊」になぞらえた。駅の南側から北側までの動線を「一本の小道」に見立て、「美しく快適で利便性の高い『道』をつくることを目指した改良」を行うという。

具体的には、駅北側の高架下に北側商業施設(約1000平方m)を新設。この商業施設の西側には各店舗へのアプローチとなる外部通路を設ける。また、現在の駅の中2階改札内コンコース付近から北側の道路に抜ける改札口(北口)を新設し、駅北側エリアへのアクセス向上や、北側商業施設と駅の一体化を図る。

現在の南口から西口にかけての駅構内店舗エリア(約550平方m)は、全ての店舗をリニューアルする。このほか、ホームやトイレ、案内サイン、外壁などもリニューアルして利便性や快適性の向上を図る。

《草町義和》

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