【グッドウッド 15】アストンマーティン ヴァルカン、800psのサーキット専用車が初走行

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アストンマーティン ヴァルカン
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英国の高級スポーツカーメーカー、アストンマーティンは6月26日、英国で開催中の「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」のヒルクライムに、新型車の『ヴァルカン』で出走した。

ヴァルカンは3月、ジュネーブモーターショー15で初公開。同車は、アストンマーティンが極めて少数の顧客のために開発したサーキット専用のスーパーカー。モータースポーツから得たノウハウを注入。限定24台を生産する。

フロントミッドシップに搭載される7.0リットルV型12気筒ガソリン自然吸気ユニットは、最大出力800ps以上を引き出す。トランスミッションは、Xtrac製の6速シーケンシャルで、リアミッドに配置。ボディは、カーボンファイバーモノコック構造。アストンマーティンによると、パワーウェイトレシオはWEC(世界耐久選手権)に参戦中のアストンマーティン『GTE』を凌ぐという。

そびえ立つ巨大なリアウイングなど、エアロダイナミクス性能も徹底追求。サスペンションは、プッシュロッド方式。ミシュラン製の345/30R19タイヤやブレンボ製ブレーキで強化された。FIA(国際自動車連盟)の基準を満たす各種安全装備も採用された。

このヴァルカンが、グッドウッド名物のヒルクライムに出走。走行シーンを世界初公開した。アストンマーティンのアンディ・パーマーCEOは、「グッドウッドでヴァルカンを披露したことが、長年の記憶に残るだろう」とコメントしている。

《森脇稔》

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