豊田自動織機は、6月より同社東知多工場にて2.8リットル直噴ターボディーゼルエンジン「1GD-FTV」の生産を開始したと発表した。新型ディーゼルエンジンは6月17日にトヨタ自動車が発表した『ランドクルーザープラド』等に搭載される。
豊田自動織機は、トヨタ自動車の委託を受けてGDエンジンおよびターボチャージャーの開発に参画している。GDエンジン用ターボの生産については、2月より同社碧南工場にて生産を開始している。
同社は1953年にエンジン事業に参入し、自動車用ガソリンエンジンの生産を開始して以来、自動車用ディーゼルエンジン、フォークリフトをはじめとした産業用エンジン等、生産機種を拡大。現在、自動車用ディーゼルエンジンとして、トヨタ自動車のIMV(多目的世界戦略車)等向けのKDエンジン、ランドクルーザー等に搭載されているVDエンジン、自動車用ガソリンエンジンとして、RAV4等に搭載されているARエンジン等を生産している。