フランスの自動車大手、ルノーは6月19日、アルゼンチンで開幕したブエノスアイレスモーターショー15において、『ダスター オロチ』を初公開した。
ルノーのダチアブランドは2014年秋、ブラジルで開催されたサンパウロモーターショー14に、コンセプトカーのダスター オロチを出品。『ダスター』は、ダチアの主力SUV。コンセプトカーのダスター・オロチでは、そのピックアップトラック版を提案する。
ダスター オロチは、サンパウロにあるルノーの南米デザインセンターが設計。大人5名が乗車できる広い室内に、引き上げられた最低地上高、18インチのタイヤとホイール、サイドプロテクトモールなどを採用。「どこにでも行ける車」として、機動性をアピールしていた。
今回、ブエノスアイレスモーターショー15で初公開されたダスター オロチは、このコンセプトカーの市販版。ルノーブランド初の中型ピックアップトラックとなる。
外観は、基本的にコンセプトカーを踏襲するが、細部を市販に向けて手直し。ダブルキャブデザインは継続され、室内スペースを確保した。ルノーは、「室内の広さやパフォーマンス、快適性は、小型スポーツSUVに匹敵」と説明している。