メルセデスベンツの高性能車部門、メルセデス-AMGは5月28日、新型スポーツカー、『メルセデス-AMG GT』が2015年シーズンのDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)セーフティカーに起用された、と発表した。
DTMは、ドイツを中心に開催されている人気ツーリングカーレース。メルセデスベンツをはじめ、BMW、アウディが参戦し、盛り上がりを見せる。
メルセデス-AMG GTは、メルセデス-AMGが開発した新型スポーツカー。新しい4.0リットルV型8気筒ツインターボエンジンを搭載。排気量は3982ccで、2個のターボで過給される。
この4.0リットルV型8気筒ツインターボには、2種類のチューニングが存在。高出力版の「メルセデス-AMG GT S」は、最大出力が510hp/6250rpm、最大トルクが66.3kgm/1750-4750rpmへ引き上げられた。0-100km/h加速3.8秒、最高速310km/hと、世界屈指のパフォーマンスを実現する。
このメルセデス-AMG GT Sが、2015年シーズンのDTMセーフティカーに指名。市販モデルからの改造点は最小限で、ルーフには、カーボンファイバー製エアスクープを追加。ルーフバーには、LEDフラッシュライトとカメラが装着された。専用モニターや無線システムも採用。バケットシートには、6点式シートベルトが備わる。