大手私鉄16社、2014年度の鉄道事業は減益…輸送実績は横ばい

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民鉄協会は2014年度の大手16社の決算概況と輸送実績を発表。東武の鉄道事業営業利益は282億5900万円で前年同期に比べ6.0%の増益だった。
  • 民鉄協会は2014年度の大手16社の決算概況と輸送実績を発表。東武の鉄道事業営業利益は282億5900万円で前年同期に比べ6.0%の増益だった。
  • 西武の鉄道事業営業利益は219億5800万円で、前年同期に比べ1.8%の増益だった。
  • 京成の鉄道事業営業利益は64億4800万円。前年同期に比べ12.3%の減益だった。
  • 京王の鉄道事業営業利益は102億3000万円。前年同期に比べ5.0%の増益だった。
  • 小田急の鉄道事業営業利益は247億3200万円。前年同期に比べ1.3%の減益だった。
  • 東急の鉄道事業営業利益は232億9900万円。前年同期に比べ26.1%の増益だった。
  • 京急の鉄道事業営業利益は143億3300万円。前年同期に比べ5.5%の増益だった。
  • 東京メトロの鉄道事業営業利益は831億9800万円。前年同期に比べ5.3%の減益だった。

日本民営鉄道協会はこのほど、大手私鉄16社の2014年度(2015年3月期)の決算概況と鉄軌道輸送実績をまとめた。

16社合計の個別決算による鉄軌道事業の営業利益は、前年同期比0.3%減の3045億円。東武鉄道と西武鉄道、京王電鉄、東京急行電鉄(東急)、京浜急行電鉄(京急)、名古屋鉄道(名鉄)、京阪電気鉄道、阪神電気鉄道が増益で、それ以外は減益だった。

一方、全事業の営業利益は同2.7%増の4643億円、経常利益が同9.6%増の4122億円で、鉄軌道事業のマイナスを他の部門でカバーした格好となっている。

16社合計の輸送実績は、前年度とほぼ同じ98億1000万人。定期券以外の切符の利用者(定期外客)が同0.1%減の40億4000万人、定期客が同0.1%増の57億7000万人だった。

《レスポンス編集部》

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