三井物産など4社、ジャカルタ南北線のシステム受注

鉄道 企業動向
三井物産など4社はジャカルタMRT南北線のシステムや軌道工事を受注した。
  • 三井物産など4社はジャカルタMRT南北線のシステムや軌道工事を受注した。
  • 車両は既に住友商事と日本車両が受注している。

三井物産や東洋エンジニアリング、神戸製鋼所など4社は4月30日、インドネシアのMRTジャカルタ社から、ジャカルタ都市高速鉄道(MRT)南北線向けの鉄道システムと軌道工事を受注したと発表した。受注額は約250億円。

発表によると、三井物産がコンソーシアムリーダーとなり、東洋エンジニアリングが受配電設備や電車線、軌道、昇降機など、神戸製鋼が信号・通信設備や自動出改札システム、ホームドアなどを設計・供給する。全てのシステムの据付けは、東洋エンジニアリングの現地グループ会社「PT.Inti Karya Persada Tehnik」が行う。

南北線は、ジャカルタ南部のレバブルス(Lebak Bulus)と中心部のブンダランホテルインドネシア(Bundaran HI)を結ぶ、全長15.7kmの鉄道路線。このうち9.2kmが高架、6.5kmが地下で、インドネシア初の地下鉄になる。運営はジャカルタ特別州傘下のMRTジャカルタ社が行う。

開業は2018年までの予定。乗客数は2020年の時点で1日あたり41万人が見込まれている。車両については、住友商事と日本車輌製造が96両(6両編成16本)を既に受注している。

《草町義和》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集