西武鉄道は4月12日から、池袋線の池袋~飯能間開業100周年を記念したヘッドマーク付き電車(30000系10両編成)の運転を始めた。先頭車側面には開業時から営業する12駅の写真などをデザインした装飾を施しており、今後100日間この姿で運行するという。
ヘッドマーク付きとなったのは30000系の30101編成。ヘッドマークのほか、編成両端の先頭車の側面戸袋部分に、池袋線開業時からの12駅(池袋・東長崎・練馬・石神井公園・保谷・東久留米・所沢・西所沢・狭山ヶ丘・入間市・仏子・飯能)の昔の写真と今の姿のほか、かつての車両をデザインしたステッカーを貼っている。両先頭車の車内には、12駅の写真をあしらった中吊りポスターも掲出している。
運転期間は、100周年にちなみ4月12日からの100日間。初日は池袋駅で行われた開業100周年記念セレモニーで出発式を行い、開業時からの12駅に停車する臨時電車として運転された。沿線の各駅や線路際には、カメラを持った大勢の鉄道ファンの姿が見られたほか、側面に貼られた昔の駅の写真を見て懐かしむ沿線利用者の姿もあった。