トヨタ、カムリ ハイブリッドモデル のマレーシア現地生産を開始

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トヨタ カムリ(マレーシア仕様)
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UMWトヨタ・モーターは23日、ハイブリッド版『カムリ』のラインオフ(出荷)式を開催した。カムリクラスのセダンのハイブリッド車の現地生産(CKD)はこれが初めて。式典にはムスタパ・モハメド通産相、宮川眞喜雄 大使が臨席した。

同車はセランゴール州シャアラムにある製造子会社、アセンブリー・サービシズの工場で生産する。2014年9月に発売された日本・香港・マカオ仕様のハイブリッド車で、排気量は2.5リットル。年内に7000台の生産を予定している。ハイブリッド版カムリ現地生産に向け、これまで1.8億リンギの投資を行ってきた。

ハイブリッド版カムリは物品・サービス税(GST)施行後の4月2日に正式発表する予定で、価格は発表会の席で発表する。同社のイスメット・スキ社長は、GSTの価格への影響について「モデルによるが1%前後安くなる」との見通しを示した。また同日は、新エンジンを搭載した2.0リットルガソリン版も発表する予定。

UMWトヨタは、1994年に発売開始して以来、11万6000台のカムリを販売した。現在、ガソリン車のカムリは2.0リットルと2.5リットルの2種類のエンジンで販売しているが、ハイブリッド版2.5リットルが、ガソリン車の2.5リットル版に代わることになるとみている。

伊藤 祐介

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