【SUPER GT】富士合同テスト2日目…レクサスRC F勢がタイム上位を独占

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2日目のGT500クラストップタイムは#37 KeePer TOM'S RC F(写真は初日)。
  • 2日目のGT500クラストップタイムは#37 KeePer TOM'S RC F(写真は初日)。
  • 2日目のGT500クラストップタイムは#37 KeePer TOM'S RC F(写真は初日)。
  • 2日目のGT500クラストップタイムをマークした、#37 RC Fの平川。
  • 2日目のGT500クラスは、RC F勢が上位を占める結果に。中央の#38 RC Fが2位、左手前の#6 RC Fが3位(写真は初日)。
  • GT500の2日目4位タイム、#64 NSX CONCEPT-GT(写真は初日)。
  • GT500の2日目6位タイム、#12 GT-R(写真は初日)。
  • GT300の2日目首位となった#77 フェラーリ(写真は初日)。
  • #7 BMW Z4がGT300の2日目2位タイムをマーク(写真は初日)。

富士スピードウェイで開催されたSUPER GTのメーカー合同テスト2日目(24日)は、レクサスRC F勢がGT500クラスのベストタイム上位を占める結果となった。1-2-3独占で、トップタイムはアンドレア・カルダレッリ&平川亮組が記録している。

初日に引き続き、この日も走行セッション中の路面コンディションはドライ。午前と午後で計4時間半ほどのセッション時間がとられたなか、GT500クラスは5台いる“ブリヂストン(BS)タイヤ装着のレクサスRC F勢”が午前午後総合のタイムシート上位を賑わすこととなった。1-2-3独占、しかも5台すべてが7位までに入ってきている。

トップタイムは#37 KeePer TOM’S RC F(カルダレッリ&平川)の1分28秒182。2~3位には#38 ZENT CERUMO RC F(立川祐路&石浦宏明)と#6 ENEOS SUSTINA RC F(大嶋和也&国本雄資)が続き、4位がホンダ勢最上位の#64 Epson NSX CONCEPT-GT(中嶋大祐&B.バゲット/タイヤはダンロップ=DL)。5位の#39 DENSO KOBELCO SARD RC F(平手晃平&H.コバライネン)までが前日のトップタイムを上まわった。

2日目の6位で日産勢最上位が、初日総合首位だった#12 カルソニック IMPUL GT-R(安田裕信&J-P.デ.オリベイラ/BS)。2日目の彼らのベストタイムは1分28秒976で、これは初日の総合トップタイムである1分28秒970とほとんど同じだった。

いずれにせよ、テストでの順位やベストタイムは必ずしも実戦に向けての仕上がり度合いを示すものではない。この日の結果だけで「富士はBS装着のレクサスが優位」とは言い難い面も多分にあるが、昨年はホームコースであるここで2戦とも勝てなかったことへのレクサスの雪辱の決意、そしてシリーズタイトルを獲得できなかったBSおよびレクサスの捲土重来の思い、それらが窺える順位状況の2日目ではあった。

昨年王者の#1 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生&R.クインタレッリ/ミシュラン=MI)は2日目タイム12位。日産勢は決勝ペースに主眼を置いていた可能性も考えられよう。なお、2日目のGT500クラスの出走は前日より1台減って14台だった。前日に大きなマシンダメージを負うアクシデントがあった#8 ARTA NSX CONCEPT-GT(松浦孝亮&野尻智紀/BS)は、この日の走行には参加していない。

18台が出走したGT300クラス2日目のトップタイムは1分37秒093の#77 KSF Direction Ferrari 458(横溝直輝&峰尾恭輔&飯田太陽/ヨコハマ=YH)。2位は#7 Studie BMW Z4(J.ミューラー&荒聖治/YH)で、3位が#65 LEON SLS(黒澤治樹&蒲生尚弥/YH)、4位に初日トップだった#31 TOYOTA PRIUS apr GT(嵯峨宏紀&中山雄一&佐々木孝太/BS)が続いている。

GT300の2日目タイム5~6位には前年チャンピオン陣営が名を連ねた。ドライバーズチャンピオンで、今年はBMWからメルセデスにマシンをスイッチした#0 グッドスマイル 初音ミク SLS(谷口信輝&片岡龍也/YH)が5位、チームチャンピオンの#11 GAINER TANAX SLS(平中克幸/DL)が6位だった(平中のレースでのパートナーは今年もB.ビルドハイム=今回不出走)。

2015年のSUPER GTシリーズは来週末、4月4~5日に岡山国際サーキットでいよいよ開幕戦を迎える。そして富士では5月2~3日に第2戦、8月8~9日に第4戦がそれぞれ開催予定となっている。

《遠藤俊幸》

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