英国の高級車メーカー、ロールスロイスモーターカーズ(以下、ロールスロイス)は3月3日、スイスで開幕したジュネーブモーターショー15において、ロールスロイス『ファントム』の「セレニティ」を初公開した。同車は、ロールスロイスのカスタマイズ部門、「ビスポーク・デザイン」が、ファントムをベースに手がけたワンオフモデル。ビスポークは顧客の細かい好みに応じたカスタマイズプログラムを提供している。最新作のセレニティでは、究極のラグジュアリーを目指した。そのために、ロールスロイスがかつて国王や王妃、皇帝や皇后のために製作した特別車両のノウハウを生かして、カスタマイズを行った。例えば、インテリアのモチーフとして、日本の着物、「十二単」(じゅうにひとえ)を採用。ロールスロイスによると、日本の着物に欧州の家具を組み合わせるなどして、特別感にあふれる内装を提示したという。室内の天井には、桜が描かれた。ボディカラーも特別な白で塗装。ロールスロイスのトルステン・ミュラー・エトヴェシュCEOは、「セレニティが、高級車のカスタマイズの新基準となるだろう」とコメントしている。
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