電動化による環境対応モデルの拡充を図るアウディ。ドイツ時間の10日に開催された2014年次報告会の中で、アウディ全モデルにプラグインハイブリッド車を設定する計画であることが明らかにされた。
プラグインハイブリッド車は、内燃機関(エンジン)とモーター、大容量バッテリーを組み合わせ、電動駆動とガソリン駆動を組み合わせて走行が可能な電気自動車。外部からの充電をおこなうことできるほか、エンジンの発電により航続距離の延長やパワーアシストなどをおこなうことが可能。
アウディは電動化車両を「e-トロン」として様々な車種に設定し発表してきた。2014年には、ブランド初となる量販プラグインハイブリッド車『A3 e-トロン』の販売を開始したほか、先のジュネーブモーターショーでは新型SUV『Q7 e-トロン』を発表、いよいよプラグインハイブリッド車の本格普及に向け乗り出す。
アウディは2020年までに60車種へとラインアップを拡大することを明言。今回の年次報告の中でも新たなモデルとして『Q1』、『Q8』、新型SUVの電気自動車などの登場を予告した。さらに新型『A4』のほか、『A8』、『A7』、『A6』が新デザイナーが手がける新モデルとして順次刷新されていく。
導入時期、地域等は明らかにされていないが、これら全てにプラグインハイブリッド車が設定される見通しだ。