川崎重工グループは、4月4~6日に三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットで開催される「2025 FIA F1世界選手権シリーズ 日本グランプリレース」の観戦者向けに、ヘリコプターとハイヤーを組み合わせた送迎サービスを販売すると発表した。
このサービスは、同社が開発したMaaSであるヘリコプター手配サービス「Z-Leg」を活用し、プライベートな空間で快適かつ迅速なアクセスを実現するものだ。F1日本グランプリでは多数の来場者による激しい渋滞が予想されるため、この新サービスは観戦をより一層楽しむための新たなソリューションとなる。
サービスの対象は、F1日本グランプリのPaddock Clubチケット所持者。県営名古屋空港からの利用の場合、ヘリコプターチャーター料金は往復200万円(税別)からとなっている。悪天候でヘリコプターが運航できない場合は、ハイヤーでの送迎も用意されている。
このサービスでは、任意の出発地点から最適な航路を飛行し、鈴鹿サーキット内に直接アクセス可能。着陸後はシャトルカーによりパドックまで数分で到着。エンジンを2基搭載した双発機を採用し、安全性に優れた運航体制を確保。プライベート空間で家族や友人と特別な移動体験を提供する。
川崎重工グループは、このサービスにより移動時間を大幅に短縮し、会場周辺の渋滞を回避できるとしている。また、過去のカーレース観戦時にこのサービスを利用した企業からは、「手配から当日の案内まで、とてもスムーズで安心して任せられた」との声が寄せられているという。