ローム・ワコー・エレクトロニクス・マレーシア(RWEM)は11日、クランタン州コタバルにある半導体生産拠点内に新たなプラントを建設すると発表した。投資額は89億円で、同州における過去最大規模の投資となる。
2015年7月の着工、2016年8月の完成を予定している。建物は3階建てで総床面積は3万8250平方メートル。ハイブリッド車などの自動車向け需用拡大を背景にダイオードを生産する。ダイオードの単一生産拠点としては同社で最大規模となる。
これによって同社のダイオードの生産能力が、これまでの月産7億個から14億個に倍増。小信号ディスクリート半導体の市場シェアが19%から30%に拡大すると見込まれている。