ドイツの高級車メーカー、アウディが3月3日、スイスで開幕するジュネーブモーターショー15で初公開する新型『R8』。同車に早くも、レーシングカーの開発計画が公表された。
これは2月26日、アウディが明らかにしたもの。「2016年の新しいGT3レギュレーション導入に合わせて、新型『R8 LMS』の開発に着手した」と発表している。
現行のアウディR8 LMSは、世界のモータースポーツシーンで活躍中。アウディによると、新型R8 LMSは、現行型に対して大幅に性能を引き上げながら、部品のおよそ50%は市販車と共用するという。
駆動方式は、現行のR8 LMS同様、4WDから後輪駆動に変更。5.2リットルV型10気筒ガソリンエンジンは、最大出力585hpレベルを引き出す。ボディの多くにCFRP(カーボンファイバー強化樹脂)を採用するなどして、車両重量は1225kgに抑える。
アウディR8 LMSは、2016年シーズンに実戦デビューを果たす予定。世界中の耐久レースなど、多くのモータースポーツシーンでの活躍が見込まれている。