【スズキ アルト 試乗】実用と燃費両立の隠れ訴求モデル…島崎七生人

試乗記 国産車
スズキ アルトS
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新型『アルト』の「S」は、上級の「X」に次ぐグレード。37.0km/リットルのカタログ燃費はイメージリーダーの「X」と共通で、自動車取得税、自動車重量税はともに免税となっている。

タイヤサイズが13インチという点が「X」(15インチ・アルミホイール)との大きな違い。なので乗り味は同じ13インチタイヤの「F」に近く、自然体のこなれた印象の足回りが、快適で良好な乗り心地を作る。前後スタビライザーは非装着ながら、たとえコーナリング時でも安定感に不満を覚えることもない。

650kgと車重は「X」と変わらないもので、CVTの制御の巧みさもあり、動力性能も問題なしだ。

試乗車はレーダーブレーキサポート装着車だったが、ほかに、運転席シートリフター、全面UVカットガラス、リヤシートヘッドレストといった有用な装備が標準で付く。内装では「X」のシルバー加飾等が省かれてはいるが、機能と実利を重視すれば、この「S」でも十分だ。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

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