ホンダが2月13日に発売する乗用ミニバンタイプの新型ハイブリッド『ジェイド』の開発責任者を務める本田技術研究所の印南泰孝主任研究員は「必ずや車好きのお客様に対しては、この車の性能が響くと思っている」と胸をはる。
印南氏は「3代目、4代目『オデッセイ』、それに『ストリーム』の2世代。実はこの4車種が一番、ホンダファンが多くて、走りにこだわるお客様が多いという調査結果がでている。ジェイドは、1番にはスタイリングと室内の空間の融合がテーマだったが、それ以上に走り、車としての本来の性能を追求している」と明かす。
その上で「軽自動車やコンパクトが圧倒的に市場では売れているが、必ずや車好きのお客様に対しては、この車の性能が響くと思っている。その位の強い気持ちで開発している」と語った。
具体的には「乗り心地に関してはリアにダブルウィッシュボーンサスペンションを採用することに始まり、シャーシの基本性能を磨き上げることでシルキーな乗り味に仕上げた。一方で爽快さを演出するためにセダン同等以上の操舵フィールと、一体感のある車を目指して開発した」と解説。
さらに「ロングドライブでもストレスなく、どこまでも運転したくなるような車を目指している。上質さと爽快さを高次元でバランスさせることにより、トータルで質感が高く、スムースな走りを実現した」とも話していた。