気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2015年2月13日付
●ウクライナ15日から停戦、4首脳合意、重火器を撤収(読売・1面)
●ガソリン価格29週連続下げ(読売・11面)
●車3社、共同支援で合意、水素ステーション運営費(読売・11面)
●スカイマーク136億円赤字、14年4~12月、通期予想は非公表(毎日・6面)
●日産ワゴンリコール、3万台、車輪脱却の恐れ(毎日・28面)
●トヨタ、日産ベア前年超え、春闘、自動車・軒並み高水準(産経・1面)
●ホンダ、新型6人乗りHV(産経・12面)
●日経平均、7年7か月ぶり高値、車・通信「稼ぐ力」でけん引(日経・1面)
●日産、「フーガ」顧客に24時間電話対応(日経・13面)
●ヤマハ発、3期連続増配、今期44円配、配当性向20%維持(日経・19面)
ひとくちコメント
マイカー族などにとってガソリンの価格は安ければ安いほどうれしい。経済産業省資源エネルギー庁が発表した2月9日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、前の週(2月2日)と比べ80銭安い133円50銭となり、何と29週も連続で値下がりしたという。
29週連続の下落は過去最長記録を更新。133円台となるのは2010年12月13日(133円)以来、約4年2カ月ぶりの安値水準だそうだ。
きょうの各紙にも「ガソリン133円台29週連続で下落」の見出しが目を引く。「世界経済の減速懸念や米国のシェールオイルの生産増などを背景に昨年秋からの原油価格の急落を反映した」などと説明している。
ところが、ガソリン価格の下落は底打ちの気配が出始めているという。原油の国際相場が反発していることから元売り各社が卸価格を引き上げるようになったためで、調査を行う石油情報センターでも「来週は値上がりに転じる可能性がある」との見方もあり、この週末のガソリンスタンドでは「とりあえず満タン」のマイカー族で殺到しそうである。