トヨタ自動車は1月21日、2015年のグローバルでの生産・販売計画などを発表した。このなかでトヨタおよびレクサスブランドのハイブリッド車(HV)の世界販売は、前年実績を5%下回る120万台程度を計画している。
トヨタのHVは1997年末に初代『プリウス』を市場投入して以来、年間の販売数量はほぼ一貫して増加、2014年9月にはグローバルでの累計販売が700万台を突破した。ただ、今年は主力HVのプリウスが秋にフルモデルチェンジをする計画となっており、これに伴う影響で前年を下回る年間計画となった。
HVの販売が前年実績割れとなれば、東日本大震災の影響で前年を9%下回った2011年以来となる。一方で今年は中国で主要コンポーネントを開発したHVの現地生産を始める計画であり、生産のグローバル展開は拡充していく。