ヤマハ発動機は、846cc直列3気筒エンジンを搭載した『MT-09』をベースに開発したプラットフォーム展開モデル、『MT-09トレーサーABS』を、2月10日から発売すると発表した。
同社は、二輪車事業での新たな取り組みとして基本プラットフォームをベースにしたバリエーション展開の拡大を進めており、この取り組みを国内モデルに初めて展開するのが今回のモデルとなる。
MT-09トレーサーABSは、「Sport Multi Tool Bike」をコンセプトに、市街地走行からツーリングまで多用途で、スポーティ、快適な走行性を備えることを目指して開発した。
滑らかな発進性・走行性をサポートするTCS(トラクションコントロールシステム)を装備したほか、レイヤー構造を取り入れたフロントカウルやハンドルカバーによってツーリング時の快適性向上を図った。
ハンドル・シート・フロントスクリーンは高さ調整が可能で、視認性の高い多機能メーターパネルやフルLEDヘッドライトなどの上級装備を採用した。
販売計画はシリーズ合計で年間2000台。価格は104万7600円。