東京オートサロン2015のHKSブースには、新開発の2ステージマフラーを始め、開発中のチューニングパーツも多数展示されている。またブース全体では、マフラー、エンジンパーツなど機能ごとにまとめられたコーナーと、車種ごとにエンジンから足回りまでパッケージとしてまとめられたコーナーが用意されていた。
新製品のうち注目は、トヨタ『86』、スバル『BRZ』、三菱『ランサー エボリューションX』用の2ステージマフラー『2SX』だ。2SXは、サイレンサーの排気側にバルブ付きのパイプを設置し、エンジンの回転数に応じて排気経路をきりかえるもの。エンジンが低域のときは排気音を抑えて静かに乗り、アクセルを踏んだ時などに小気味よいサウンドを響かせてくれる。HKS 国内営業部 近藤剛生氏によれば、「もともと日産『スカイライン GT-R』(BNR34)用に販売していた製品だが、前述3車種についてもこの3月にラインナップされる予定」とのこと。ブースではいちはやく現物を見ることができる。
次に目を惹いたのは、ボタン式のイグニッションキーに対応したターボタイマーだ。一昔前は、ターボ車のアフターアイドルを制御してくれるターボタイマーはライトチューニングの定番といえるものだった。近年はボタン式イグニッションの車が増え、後付けタイマーはつけたくてもつけられなかった。これは開発がむずかしく上半期中に発売できるかどうかという段階らしい。
昨年末に発表された『DMR-200D』は、HKS製ドライブレコーダーの新型だ。旧モデルより外形がコンパクトになり解像度がアップしている。スバル車など衝突軽減ブレーキにステレオカメラを利用するものがあるが、このような車種ではドライブレコーダーの取り付け場所に困ることがあるが、DMR-200Dは取り付け場所の範囲を広げてくれる。
車種別のカスタマイズ展示では、86のスーパーチャージャー、車高調整式サスペンションキット、スバル車向けにピストン、コンロッド、純正交換型ターボチャージャー、各種サスペンション、ドライカーボン製インテークパイプなどがまとめて展示されていた。
カーボン製のインテークパイプは、純正交換タイプだが形状がリファインされ吸気効率もアップするという。開放型のエアクリーナーにも対応する。