あいの風とIR、速達列車『あいの風ライナー』を設定

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北陸本線市振~泊~富山~倶利伽羅~金沢間の経営を引き継ぐあいの風とやま鉄道とIRいしかわ鉄道は、泊~金沢間で速達列車『あいの風ライナー』を平日に限り3往復運転する。画像はあいの風とやま鉄道が導入する車両のイメージ。上が山側、下が海側のデザインになる。
  • 北陸本線市振~泊~富山~倶利伽羅~金沢間の経営を引き継ぐあいの風とやま鉄道とIRいしかわ鉄道は、泊~金沢間で速達列車『あいの風ライナー』を平日に限り3往復運転する。画像はあいの風とやま鉄道が導入する車両のイメージ。上が山側、下が海側のデザインになる。

あいの風とやま鉄道とIRいしかわ鉄道の2社は1月8日、泊~富山~金沢間を結ぶ速達列車『あいの風ライナー』を運転すると発表した。3月16日から平日に限り、1日3往復運転する。

2社は北陸新幹線の延伸開業(3月14日)に伴い、JR西日本から北陸本線の経営を引き継ぐ第三セクター。あいの風とやま鉄道は富山県内の市振~泊~富山~倶利伽羅間100.1kmを運営し、IRいしかわ鉄道は石川県内の倶利伽羅~金沢間17.8kmを運営する。2社とも各駅停車の普通列車を中心に運転するが、泊~金沢間では速達性の向上を図るため、主要駅のみ停車する『あいの風ライナー』を設定する。

運行本数は泊発が金沢行き2本と富山行き1本、金沢発が泊行き3本。いずれも平日のみの運転で、土曜・休日は運休する。時刻は『あいの風ライナー1号』が金沢17時17分~富山18時04分~金沢18時42分、『2号』が泊6時36分~富山7時16分~金沢8時01分、『3号』が金沢18時13分~富山19時01分~金沢19時42分、『4号』が泊18時50分~富山19時29分~金沢20時15分、『5号』が金沢20時20分~富山21時06分~泊21時48分、『6号』が泊19時46分~富山20時25分になる。

停車駅は泊・入善・黒部・魚津・滑川・富山・小杉・高岡・石動・金沢の各駅。乗車に際しては乗車券のほか座席指定券(あいの風ライナー券)を別途購入する必要がある。ライナー券の発売額は大人・子供とも300円で、金沢駅を除く停車駅と列車内で発売する。

経営移管に伴い廃止されるJR特急列車の所要時間は現在、泊~富山間を30分台前半、富山~金沢間を30分台後半で結んでいる。『あいの風ライナー』の所要時間は、これより5~10分程度遅くなる。

《草町義和》

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