F1世界選手権に参戦するスクーデリア・フェラーリはタイヤ分析担当として携わってきた元ブリヂストンモータースポーツ開発責任者の浜島裕英氏が、今季いっぱいでチームを離脱する事を明らかにした。
浜島氏は1997年から2010年までF1に参戦したブリヂストンタイヤの現場責任者としてサーキットで指揮をとった。その後、ブリヂストンを退社し2012年から名門フェラーリに加入。同チームのタイヤパフォーマンスの分析担当としてチームに貢献した。
浜島氏の加入により、陣営全体でのタイヤマネージメント能力が上がったという評価もあり、その年は最終戦までレッドブルのセバスチャン・ベッテルとチャンピオン争いを演じた。しかし昨年はレッドブル勢に大敗、今年は1勝もできずチームランキングも4位に低迷。シーズン中にもフェラーリのルカ・モンテゼモーロ会長が職を離れ、ステファノ・ドメニカリ代表も解任。先日も主要上層部の離脱が次々と決まるなど、来季の王座奪還に向けてチーム体制が大幅に見直されている最中だった。
なお浜島氏の今後の動向については明らかになっていない。