トヨタ自動車は11月26日、LEDを独立制御し、従来よりも細やかな配光制御を実現する次世代照明技術「LEDアレイAHS」を開発、2015年に発売する新型車に採用すると発表した。
新開発のLEDアレイAHSは、一列に配置した複数のLEDをハイビームの光源に使い、それぞれを独立制御することで、先行車・対向車を眩惑することなく、従来型より広い範囲を照射することができる。
具体的には、先行車と対向車がすれ違う際、両車の間の空間などを照射し、横断歩行者などの発見を支援するほか、市街地では広範囲を照らす配光、高速走行時では遠方に光を集中させる配光など、さまざまな走行シーンに応じた配光制御を実現している。また、ステアリング操作に連動した配光で、カーブの先を照射して進行方向の視界確保を支援する機能を装備。LEDアレイAHSは、これらの機能を組み合わせ、夜間走行時の視界確保を支援する。