JR西日本は11月19日、東海道・山陽新幹線のN700Aを追加投入すると発表した。
N700AはN700系の改良型として開発された車両。より安定した強い制動力を実現する中央締結ブレーキディスクや、全ての台車の動作状態を常時チェックできる台車振動検知システム、自動列車制御装置(ATC)の信号に沿ってより安定した走行を実現できる定速走行装置を搭載しているのが大きな特徴となっている。また、全てのトイレ便座に温水洗浄機能を搭載している。
JR西日本では2013年度に1編成を投入したが、2015年度と2016年度にはさらに4編成ずつ投入し、2016年度末には計9編成になる予定だ。
これと並行して、博多総合車両所では中央締結ブレーキディスクと定速走行装置を既存のN700系に追加搭載しており、今年11月19日時点で7編成に施工済み。残る9編成のうち4編成は本年度中に、5編成は2015年度中に施工される予定となっている。