ポルシェ初のコンパクトSUV『マカン』が日本でも発売された。欧州をはじめ中東、ロシアなどでは4月より市場に導入されており、現時点で3万台以上が納車になっている。
昨年のロサンゼルスモーターショーでマカンはワールドプレミアを果たし、ほぼ同時間にマカンターボが東京モーターショーでアジアプレミアとなった。ポルシェジャパン代表取締役社長七五三木敏幸氏は、「完全に新しいクルマが日本においてワールドプレミアをほぼ同時に行うのは、ポルシェの歴史上初めてのことだ」とコメント。
また、ポルシェAGセールス&マーケティング担当役員のベルンハルト・マイヤー氏は、「なぜこのようなことをしたかというと、日本の市場は我々がとても重要視しているからだ。そして日本経済とともに我々も成長していこうと思っている」と意気込みを述べる。
マカンが属するコンパクトSUV市場についてマイヤー氏は、「現在世界的に130万台規模の市場で、2007年の2倍に成長している。更に2024年には180万台を超えるとアナリストは予測している。つまり年率3.5%の成長が期待できるのだ」とし、「我々もこの市場に期待しており、マカンのために5億ユーロを投資して、新しい工場を建設した」という。
そして、「今年の4月から市場投入が開始されたが、3万台以上が納車されている。この数字は予想を上回る数字で推移している」と好調さをアピールした。