【MINI ハッチバック 5ドア 試乗】クーパーS、重量増も気にならない高性能な走り…島崎七生人

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MINI ハッチバック クーパーS 5ドア
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MINI『ハッチバック』に新登場の5ドアには「クーパー」と「クーパーS」が設定され、どちらも6速ATのみを用意する。今まで「3ドアでは少々不便」と考えていた実用派向けの設定だ。

とはいえ「クーパーS」は4気筒の2リットルツインパワーターボ(192ps/280Nm)を搭載。もともとの動力性能の余裕から、3ドアとの車重差(50kg)は、いささかもハンデにならない印象だ。シフトレバー基部のスイッチでSPORT Modeを選び、メーターリングに赤色LEDが灯り“最高のゴーカートフィーリング”の表示を確認。すると、エンジン特性などが“やる気モード”に切り替わり、3ドアのクーパーSと同様、ヴィヴィッドな走りが楽しめるようになる。が、手を焼くようなじゃじゃ馬に変貌するのではなく、あくまでドライバーが高揚感を楽しみつつ走らせていられる…そんな世界観にまとめられている。

乗り味は「クーパー」より、全体に引き締まっている。これは試乗車の装着タイヤ&ホイールのサイズ(オプションの18インチだった)に因るところも大。けれど決して荒々しいほどではなく、ボディ剛性もしっかりあるため、快適性は高い。ホイールベースの差で3ドアより幾分かクルマの挙動が穏やかなのも、5人乗りのクルマとして相応しい。

内・外観の仕様、色、素材やアクセサリーの選択肢は、この5ドアでも星の数ほど。乗る前から楽しくて仕方ないのもMINIの特徴だ。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

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