クライスラーグループ、全世界で56万台をリコール…2件の不具合

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ジープ・グランドチェロキー
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米国の自動車大手、クライスラーグループは10月29日、2件の不具合により、全世界でおよそ56万台をリコール(回収・無償修理)すると発表した。

1件目の不具合は、カミンズ製6.7リットルディーゼルエンジンの燃料ヒーターの不具合によるもの。クライスラーグループによると、燃料ヒーター付近のターミナルコネクターが摩擦により腐食。オーバーヒートや燃料漏れを起こす可能性があるという。

リコールの対象車種は、2010-2014年モデルのラム『2500』と『3500』、ラム『4500』と『5500』のシャシーキャブ。全世界で合計38万1876台をリコールする。

2件目の不具合は、ESC(エレクトリック・スタビリティ・コントロール)の不具合によるもの。一定の条件下において、ESCが作動しない恐れがある。リコールの対象車種は、2014年モデルのジープ『グランドチェロキー』とダッジ『デュランゴ』。全世界で18万4186万台をリコールする。

なお、クライスラーグループでは、「2件の不具合に起因した事故や負傷者の報告は受けていない」と説明している。

《森脇稔》

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