米国の大手自動車部品メーカー、ボルグワーナーは10月23日、スウェーデンのボルボカーズの新エンジンに、ターボチャージャーを供給すると発表した。
ボルグワーナーは、自動車用ターボチャージャー製造の大手として知られる存在。また、排出ガスをクリーンにする技術でも世界をリードしている。
ボルグワーナーがボルボカーズに供給するのは、ボルボカーズが新開発した「Drive-E」と呼ばれる新世代エンジン用のターボチャージャー。
Drive-Eは、ボルボカーズの主力ユニットとして、順次搭載を拡大中。ガソリン、ディーゼルともに、全て直列4気筒となり、このうち、2.0リットルディーゼルがボルグワーナー製の「R2S」ターボチャージャーを採用。ディーゼルの「D4」の場合、最大出力190hp、最大トルク40.8kgmのパワー&トルクと、欧州複合モード燃費30.3km/リットル、CO2排出量85g/kmの環境性能を両立する。
ボルグワーナー製のR2Sターボチャージャーは、容量の異なる2つのターボを採用。エンジンの低回転域から、高いブースト圧をかけられるなどの特徴を備えている。