アウディは10月19日、『RS7スポーツバック』ベースのテスト車両による、無人運転によるサーキット高速デモ走行に成功したと発表した。
アウディの開発した自動運転では、GPSデータをWiFi経由でテスト車両へ送信。車両に搭載した3Dカメラから取り込まれる映像と事前にプログラムしたデータをリアルタイムで照合することで、サーキットでの高速自動走行を実現する。
サーキット高速デモ走行は、ドイツツーリングカー選手権(DTM)最終戦に先立ち実施。RS7自動運転コンセプトは数cmの誤差もない正確な走りで2分を少し超えるタイムにてホッケンハイムのグランプリコースを完走した 。
アウディAG研究開発担当取締役のDr.ウルリッヒ・ハッケンベルクは、「今回のデモ走行は、アウディの自動運転おける開発力の高さを実証するものだ。精密かつ高いパフォーマンスを成功させたことは我々のこれからの開発に大きな価値をもたらす」とコメントした。