【F1】マルシャ、ビアンキ事故に関する虚偽報道に対し怒りの声明

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ

事故直後の様子
  • 事故直後の様子
  • ジュール・ビアンキ(マルシャ)
  • ジュール・ビアンキ(マルシャ)
  • マルシャF1チーム MR03(ジュール・ビアンキ)
マルシャF1チームは15日、F1日本GPで起きたジュール・ビアンキの事故に関して新たなリリースを発表した。

しかし、今回の内容はビアンキの容態に関する最新情報を発表するものではなく、世界各国で過熱する憶測から生まれた”虚偽の報道”に対して、強く抗議すると同時に怒りを示すものだった。

マルシャのリリースによると、対象となっている報道内容は以下のとおり。

(1)ビアンキは減速指示を促す”ダブル・イエローフラッグ”が振動提示されていた区間でスローダウンをしなかった。
(2)チームは後方に迫っていたマーカス・エリクソン(ケータハム)から逃げるためペースアップするようビアンキに指示をしていた。

これに対しチームは「今はビアンキの回復を願い、家族のサポートを最優先したい状況であるにもかかわらず、このような虚偽報道への対応をしなければいけないことに、ショックを受けていると同時に強い憤りを感じている」とコメントを発表。

「しかし、このような報道がある以上、我々もしっかり対応しなければならない」として、上記の報道を否定する内容を公表した。

まず、ビアンキが事故現場付近でダブル・イエローフラッグが振られていたにも関わらず減速しなかった点については、先週ロシアGPの会場で行われたFIAの事故調査討論会でレース・ディレクターのチャーリー・ホワイティングがビアンキの走行データを解析しており、事故直前のコーナーで彼が減速していたことが明らかになっている。またチームがペースアップを指示したかどうかについても、FIAが当時の無線交信記録を全て文書化して集まったメディアに公開。そこにペースアップを促す内容は含まれていなかった。従って、ビアンキがイエローフラッグを無視、もしくは見落としていた可能性は極めて少ないことがリリースで語られている。

今回のような大きな事故が起きた場合は、どうしても原因追求を焦ってしまいがちだ。ただ鈴鹿での事故は通常のアクシデントと異なり様々な要素が絡んでいる。それだけに安易な憶測だけでは判断できず、時間をかけて慎重に原因究明と再発防止の対策を講じていく必要がある。
《吉田 知弘》

編集部おすすめのニュース

特集