ダイハツ工業の営業本部長である堀井仁専務執行役員は、このところスズキにシェアトップを譲っている国内軽自動車販売について、年末までの複数の新モデル投入により「今年度後半は頑張っていく」と、巻き返しに取り組む方針を表明した。
10月14日に都内で開いた『ハイゼットトラック』特装車の発表会見で語った。堀井専務は新モデルについて「9月に発売したハイゼットトラックに続き、11月には『DECA DECA(デカデカ)』をベースにした新しいクルマ、さらに年内にはもうひとつ投入を構えている」と、当面の計画を示した。
そのうえで「これらはいずれも量販タイプのクルマ。市場全体も厳しい状況だが、マーケットはわれわれがつくって行きたい」と、反撃に自信を示した。軽のシェアは2014年度に入って4月から9月まで毎月スズキがトップを確保しており、上期(4~9月)では32.7%と、ダイハツ(30.4%)をリードした。年度ベースではダイハツが06年度から8年連続で首位を維持している。