【F1 日本GP】前夜祭に琢磨、マンセルが登場…可夢偉も決勝での健闘を誓う

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前夜祭の様子
  • 前夜祭の様子
  • 佐藤琢磨
  • 小林可夢偉(中央左)の頑張りと讃えるナイジェル・マンセル(中央右)
  • 小林可夢偉(ケータハム)
  • 前夜祭の様子

白熱の公式予選が行なわれた鈴鹿サーキットで4日夜、今年も恒例の前夜祭が行なわれ、来場したファンが盛り上がった。

2009年から毎年行なわれているもので、今年も決勝前夜に皆で盛り上がろうと広いグランドスタンドを埋め尽くす観客が集まった。今年はアメリカ・インディカーシリーズで活躍中の佐藤琢磨が登場。満員に埋め尽くされたグランドスタンドをみて「やっぱり鈴鹿は特別。こんな雰囲気でまたレースしたいね。」と語った。彼は2002年から5回鈴鹿での日本GPに出場。今だから言えるエピソードなどを披露。訪れたファンの中には、琢磨の影響で鈴鹿に通うようになったファンも多く、その話を興味津々に聞いていた。

続いて登場したのは1992年にワールドチャンピオンを獲得した元F1ドライバーのナイジェル・マンセル氏。会場には当時の応援グッズを身につけて来場している人も多く、ファンの温かい歓迎ムードに「本当に嬉しいしありがたいこと」とコメント。彼も約20年以上前になる鈴鹿でのエピソードを語ってくれた。

そして、今日の予選を走りきった小林可夢偉(ケータハム)が登場すると、この日一番の大歓声が沸き起こり、唯一の日本人ドラバーを歓迎。また予選Q1の時に各コーナーで振られた旗もたくさん振られた。

今年は戦力的に厳しく、2012年のような表彰台争いができない状況。今週末も金曜フリー走行2回目でクラッシュ、今朝のフリー走行3回目ではブレーキ関係のトラブルで満足に周回できず。ほぼぶっつけ本番の状態で予選アタックに臨んだ。

「ミディアムタイヤで走るのが週末を通して初めてで、正直、旗とか見る余裕もなかった。明日は完走するのもやっとという状態かもしれないけど、何とか上手くやってチームメイトとライバルチームのマルシャ勢より先にゴールしたい」と、決勝に向けての意気込みを語った。最後はファンの大きな声援で見送られた可夢偉は、終始笑顔で手を振っていた。

こうして、今年も大盛況で終わった前夜祭。いよいよ明日は注目の決勝レースが15時00分から行われる。台風の影響が心配されているが、今年も素晴らしいレースになることを期待したい。

《吉田 知弘》

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