2015年度末の開業を目指して準備が最終段階に入っている北海道新幹線の新青森~新函館北斗間のうち、奥津軽いまべつ~新函館北斗間の走行試験が12月1日から始まる。鉄道建設・運輸施設整備支援機構(鉄道・運輸機構)が10月1日、発表した。
走行試験は土木構造物や軌道、電車線、信号設備の機能確認を目的としたもの。使用する車両はJR北海道が同新幹線の営業車両として導入するH5系で、12月1日から2015年3月1日までの期間中、走行試験を70日程度実施する。
当初は30km/hの低速度で走り、260km/hまで段階的に速度を上げて設備を確認する。走行本数は1日あたり1~3往復程度。鉄道・運輸機構によると、走行試験の時間帯は一定ではないが、夜間の走行が多くなるとしている。