日産自動車が今秋、欧州市場で発売したばかりの新型『パルサー』。同車の高性能なNISMO仕様の姿が、海外の自動車メディアによって、スクープされた。
欧州で久々の復活を果たしたパルサーは、日産が再び、欧州で主力のCセグメントに参入するために開発した新型5ドアハッチバック車。デザインおよび開発は欧州で行い、日産のスペイン・バルセロナ工場で生産される。
搭載エンジンは当初、ガソリン1、ディーゼル1の2種類。ガソリンはルノーが開発した「DIG-T」と呼ばれる直噴1.2リットル直列4気筒ガソリンターボ。最大出力115ps、最大トルク19.4kgmを引き出す。このエンジンは、欧州向けの改良新型『ジューク』に搭載されるのと共通。しかし、ホットハッチ的なスペックとは言い難い。
そこで、日産が用意しているのが、新型パルサーのNISMO仕様となるもよう。NISMOはグローバル市場で、車種ラインナップの拡大を計画しており、欧州向けの新型パルサーに、NISMOが設定されても不思議ではない。
9月29日、自動車メディアの『MOTOR AUTHORITY』は、契約カメラマンがスクープ撮影に成功した新型パルサーNISMO仕様の姿を公開。フロントの一部を捉えたものだが、NISMO特有の赤いリップスポイラーや赤いブレーキキャリパーなどのディティールが見て取れる。
なお同メディアは、「パリモーターショー14で初公開され、1.6リットル直列4気筒ターボは200ps以上」とレポートしている。