【ジャカルタモーターショー14】まもなく開幕…日本車9割、インドネシア活況の源を探る

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ジャカルタモーターショー14(インドネシア国際モーターショー)前日の会場の様子
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  • ジャカルタ市内
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18日より、22回目となるジャカルタモーターショー(インドネシア国際モーターショー)が開幕する。トヨタを筆頭に日本車のシェアが90%を超えるインドネシア。人口は世界第4位の2億3000万人超、2014年はタイを抜きASEAN最大の自動車販売数が見込まれる成長市場で開催されるモーターショーはどのような姿を見せるのか。

欧米の華々しいショーと比べると、日本ではあまり馴染みのないジャカルタモーターショー。だが、日本車メーカーにとっては主戦場のひとつとあって、タイのバンコクモーターショーと並びアジア向け専用車種などの発表の場として重要な位置づけとされている。

インドネシアの自動車シェアは、トヨタが約30%強、ダイハツが約15%、ホンダ、スズキが約13%、三菱が約11%強、日産が約4%(2014年1-8月累計より)と日本車メーカーが圧倒。直近の8月ではトヨタ(レクサス除く)が3万台超を販売し好調だ。小型ミニバン(MPV)が人気のインドネシア市場で圧倒的なシェアをほこるのがトヨタ『アバンザ』と、兄弟車のダイハツ『セニア』。それぞれ販売台数の約半分にものぼる超人気車種であると同時に、インドネシアを代表する車種に成長した。対抗するホンダも同市場に今年、新型車『モビリオ』を投入し販売に弾みをつける。

また、昨年9月よりエコカー政策として、低価格で燃費効率の良い小型車「ローコスト・アンド・グリーンカー(LCGC)」プロジェクトがスタート、各社は100万円を下回るエントリーカーを展開している。10%の税金免除の効果でトヨタ『アギア』、ダイハツ『アイラ』を筆頭に市場全体の10%超を占めるまでとなった。この波はしばらく続くとみられ今回のショーでは派生車種や特別モデルなどを発表し、さらに求心力を高めていく。

いっぽう、LCGC好調とはいえ、ジャカルタ市内で道行くクルマを眺めていると、アバンザ、セニアに次いで多く目にするのがSUV、そして小型セダンだ。SUVは三菱『パジェロスポーツ』やトヨタ『フォーチュナー』、小型セダンはトヨタ『ヴィオス』(先代モデルは『ベルタ』と共通)や、ホンダ『シティ』などが、渋滞する市内を駆け巡る。成長する市場の中で、高付加価値車の需要も伸びていくと見られ、各社一通り出そろった感があるLCGCと平行しハイエンドモデルの訴求もおこなっていく。インドネシア市場ではチャレンジャーであるメルセデスベンツ、BMWなど欧州プレミアムブランドの出展にも注目したい。

ジャカルタモーターショーは現地時間18日11時に開幕する。会場となる「ジャカルタ・インターナショナル・エキスポ」では前日まで設営作業が進められていた。これまで展示即売会の面が強かった同ショーだが、ラインナップを見る限り徐々に欧米などのようなコンセプト提案型ショーへと変化しつつあることが見て取れる。モーターショーは景気を図るバロメーターとも言える。各社の戦略発表もさることながら、色とりどりの展示車両からインドネシア活況の源を探るのも面白そうだ。
《宮崎壮人》

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